母が亡くなって今日で１年になります。Hace un año que falleció mi madre.
宗教を信じない Ernesto Mr. T ですので、天国とか地獄とかあの世といったものも悪い冗談だとしか思えません。(戒名や法名など偶の骨頂です。人生に対する侮辱以外の何物でもありません。)
7年間病院や介護施設で過ごした母は今では(砕けた)骨になってわが家に帰ってきました。
Ernesto Mr. T は独りなので 毎日その骨と話しています。
骨は何も答えません。ただ木の箱にじっと納まっているだけです。
母は確かに死んだのですが、Ernesto Mr. T は 今でもまだ週に何度か 母が入院していた 病院や介護施設 そして 最後に骨となった火葬場の近くへ訪れます。もう１年も経つのに まだ死んだことが納得できないのかもしれません。
脳梗塞で倒れる前はいつも Ernesto Mr. T と毎日喧嘩ばかりしていました。お互いの無力を罵り合い殺伐とした日々でした。
そんな母でしたが、病に倒れてからは何度も微笑んでくれました。脳梗塞の後遺症故に ほとんど話すことはできませんでしたが。
Ernesto Mr. T は その笑顔が不思議でしょうがありませんでした。
(今でも不思議で仕方ありません。) 病に倒れるまでずっと笑顔など何年も(¿何十年も?)見たことがなかったからです。
Ernesto Mr. T は 今日も木箱の骨に語りかけますが、何の反応もありません。
火葬場で肉体は焼かれ、骨も大半が廃棄処理され、ほんの一部の破片が 目の前の木箱に収められているだけなのです。何も答えるはずがありません。
☝小学校の頃の Ernesto Mr. T と(現在の Ernesto Mr. T よりも十何歳も若かった)母。
☟学生時代の母。セーラー服があまり似合っていません。中央は母の父、他は兄弟です。
