静岡市は日本とスペインの政財界関係者らが知的交流する「第18回日本・スペイン・シンポジウムin静岡」を4月14~16日に清水区の日本平ホテルで開きます。
徳川家康公顕彰400年記念事業の一環で誘致した市は当初、昨秋開催を想定していましたが、スペイン総選挙が12月に行われることになったため、今年4月にずれ込みました。
本体会議には両国から約150人が出席する予定となっています。市内の歴史・文化を体験する視察旅行、市民公開プログラムも予定されています。
自主事業のメイン会場は葵区の静岡浅間神社です。近松門左衛門の名作とダンスが融合した「フラメンコ曽根崎心中」は作詞家阿木燿子さん、音楽家宇崎竜童さん夫妻が手掛けている舞台で、国重要文化財の同神社舞殿で披露されます。昨年末の記者会見で阿木さんは「曽根崎心中が生まれた時代を築いた家康公ゆかりの地での公演に運命を感じる。心を込めて作り上げたい」と意欲を示していました。
約400年前にスペインを訪ねた慶長遣欧使節団の足跡をたどった写真家関口照生さんの作品展、巨大パエリア作りなども予定されています。