2022年6月28日火曜日

Ser o no ser (1942) 日本公開(1989) / La guerra ruso-japonesa ロシアから見た日露戦争 / 犬が星見た La perra miró las estrellas (en La Unión Soviética) / 初めて書籍を作った男 El inventor de libros //

 

公開 アメリカ合衆国の旗 1942年3月6日
日本の旗 1989年6月28日

Segunda Guerra Mundial (1939-1945). Varsovia, durante la ocupación alemana. El profesor Siletsky, un espía al servicio de la Gestapo, está a punto de entregar una lista con el nombre de los colaboradores de la Resistencia. Joseph Tura, actor polaco, intérprete de Hamlet y esposo de María Tura, también conocida actriz, intentará evitarlo. Con la ayuda de los actores de su compañía, se hará pasar por el cruel coronel Erhardt y por Siletsky para entrar en el cuartel general de las SS. 



1939年、ポーランド。劇団の女優アンナは、夫で座長のヨーゼフを裏切って空軍中尉ソビンスキーと密会していた。
ドイツ軍侵攻後、ロンドンに駐在していた中尉は、ナチス・スパイの教授を追って帰国、教授の陰謀を阻止すべく一座に協力を求める…。






La guerra ruso-japonesa (日露戦争 1904-1905) 遼東半島 Península de Liaodong

La guerra ruso-japonesa (日露戦争)




「星に驚く犬のような心と天真爛漫な目とをもって、旅中の出来事・風物を克明に伸びやかにつづり、二人の文学者の旅の肖像を、屈託ない穏やかさでとらえる紀行。」


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犬が星見た ロシア旅行 (中公文庫) [ 武田百合子 ]
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生涯最後の旅と予感している夫・武田泰淳とその友人、竹内好とのロシア旅行。星に驚く犬のような心と天真爛漫な目を以て、旅中の出来事、風物、そして二人の文学者の旅の肖像を、克明に、伸びやかに綴った紀行。読売文学賞受賞作。新版・解説・阿部公彦

生涯最後の旅を予感している夫武田泰淳とその友人竹内好のロシアへの旅に同行して、星に驚く犬のような心と天真爛漫な目とをもって、旅中の出来事・風物を克明に伸びやかにつづり、二人の文学者の旅の肖像を、屈託ない穏やかさでとらえる紀行。 読売文学賞受賞作。(本書を文庫化した中公文庫版のカバーコピーより) 本書は、昭和五十三年二月より十二月まで、雑誌「海」に連載されたものを単行本化したものである。 旅中の食事が克明に記録され(例:后一時、昼食<ホテル食堂>パン・シャシャリク・トマトときゅうり<紫蘇がきざんでかかっている>・おじや<羊肉入り。トマトケチャップの味>)ている。 何分ソ蓮時代のことゆえいずれも質素なメニューではあるが、なんとなく食べてみたくなるから妙である。旧版・解説・色川武大

犬が星見る 身分不相応な高望みをすること。 が物欲しそうに続けていても何もできず、を手に入れることはできないという例えから生まれた

武田百合子: 1969年、6月10日から7月4日まで泰淳、竹内好と共にソビエト連邦諸国と北欧を旅行する。この旅の日記が後年『犬が星見た-ロシア旅行』として出版される。この旅行の同乗者・銭高老人は錢高組の会長である。

1979年、『犬が星見た-ロシア旅行』を出版する。同書のタイトルは、近所の犬がビクターの犬のように座り星を見上げていたのを見て、名付けたとしている。だが、村松友視の『百合子さんは何色』によると、ゴールデン街の酒場のトイレで、建付けが悪い扉を片手で押さえながら用を足す際に、扉のすきまから星が見えたことをヒントにしたという。

『富士日記』が刊行された時点では、「泰淳の口述筆記をしたことが、文章修行となったのでは?」という評価が多かったが、武田夫婦と長年の交際があった埴谷雄高はそれを否定した。さらに埴谷は、百合子のことを「全的肯定者」と呼び、元来ニヒリストだった泰淳に、百合子の方が大きな影響を与えたと述べた。また、百合子には、元々の天賦の才があったと評価している。それは色川武大も認めており、『犬が星見た-ロシア旅行』の解説に「どうしてこんな作品が書けるのか」と彼女の選択眼を評価している。 



初めて書籍を作った男 El inventor de los libros (Alessandro Marzo Magno, L’INVENTORE DI LIBRI: Aldo Manuzio, Venezia e il suo tempo (Editori Laterza, 2020))

【目次】

第1章 アルドの遺産
第2章 人文主義の思想
第3章 出版人への道のり
第4章 アリストテレスとギリシャ古典文学
第5章 『ポリフィルス狂恋夢』、究極の美しさ
第6章 『デ・エトナ』と活字の誕生
第7章 ウェルギリウス、ペトラルカ、ベストセラーの誕生
第8章 ヘブライ語聖書
第9章 ベンボ『アーゾロの談論』とエラスムス『格言集』
第10章 敵と志願者
第11章 マヌーツィオと死の後継者
第12章 アルドの遺産

私たちが普段読む本には、冒頭に目次序文献辞があり、ページ数が振ってあり、文章は句読点で句切られ、時折書体を変えて強調されている。巻末には索引がついていたり、時には正誤表が挟み込まれていたりもする。持ち歩いたり寝そべって読んだりするのに文庫本サイズはとても便利だし、書店に高く積まれたベストセラーには興味をそそられる。

実は、いま太字で 強調したものすべては、今からおよそ500年前、たった一人の人物によって生み出されたものである。グーテンベルクによる活版印刷技術の発明からわずか半 世紀後の自由都市ヴェネツィアを舞台に出版の世界に大変革を巻き起こし、現在も使われている書籍の体裁を発明した“出版界のミケランジェロ”ことアルド・ マヌーツィオの激動の物語。