前回は martes 13 を扱いましたが、今回は trece 13 という数字そのものを見てみましょう。
Salamanca 西語辞典によりますと、
"estar / mantenerse / seguir en sus trece" は 'no estar dispuesta <una persona> a cambiar de opinión o de actitud' 「意見や態度をなかなか変えない;固守する」という意味です。
Se mantiene en sus trece de salir con esta lluvia. 「この雨の中を出掛けると言って聴かない」
という例文が付いています。
Planeta 活用西語辞典には、
A pesar de todos los argumentos que esgrimimos, él seguía en sus trece y no quiso hacernos caso. 「私たちが有りとあらゆる論法を展開したにも関わらず、彼は自分の意見に固守し、私たちの意見に耳を傾けなかった」
また、前記 Salamanca 西語事典によりますと、
"sostenerse en sus trece" は 'Mantenerse <una persona> firme en lo que ha dicho o hecho' 「意見や行動がぶれない」という意味です。
また、docena は「1ダース、12」のはずですが、"docena de(l) fraile"「坊主(修道士)の1ダース」というと、13 のことになるのです。
英語でも、"baker's dozen" 「パン屋の1ダース」は 13 ですよね。
因みに "teen" "teenage" "teenager" は "-teen" が付く "thirteen" 13 から "nineteen" 19 までで 日本語の「10代」とは微妙に違います。