『パンズ・ラビリンス』のプロデューサー、アルバロ・アウグスティン製作、『デビルズ・バックボーン』のアントニオ・トラショラス共同脚本です。 19世紀末のバルセロナの町並みのセット、要塞のような城の室内・調度品、全てがきらびやかなだけでなく見事なまでに重厚でもあります。
19世紀末、スペインのレンズメーカー、プラッツ 家の令嬢 Joana (スペイン語式発音では ホアナ ですが、カタロニア語風に ジョアナ と呼ばれています。スペイン語ではそもそも Juana フアナですね。)は、見るものが歪んで正しく認識できない(聴覚的にも難しい)という奇妙な病 agnosia (失認症)に苦しんでいました。発症したのは7年前、ジョアナ の父が開発した 最新鋭のライフル用照準レンズを公開した日でありました。父はそれ以来、忌まわしい記憶と重なるこのレンズを封印してしまいました。だが、競合会社は執拗にその製造方法を盗もうとしていました。その窃盗団を発見したジョアナの父が格闘の後、火事で亡くなると一味は更なる強行手段に出ます。病のためにジョアナが幽閉されている館に、婚約者カルロスとよく似た男ビセンテ(次の foto 参照)をスパイとして送り込んだのです。...悲惨な結末が待っていました。
En la Barcelona del siglo XIX, la joven Joana Prats (Bárbara Goenaga) sufre agnosia, una extraña enfermedad neuropsicológica que afecta a su percepción. Aunque sus ojos y sus oídos están en perfectas condiciones, su mente no interpreta bien los estímulos que recibe a través de ellos. Única conocedora de un secreto industrial guardado por su padre, será víctima de un siniestro plan urdido para extraerle esa valiosa información aprovechando su confusión sensorial. Durante el complot, dos personajes cercanos a ella jugarán un papel crucial: Carles (Eduardo Noriega), prometido de Joana y mano derecha de su padre, y Vicent (Félix Gómez), un joven e impulsivo criado de la mansión Prats.
この película は なかなかの野心作だけれど、(特に日本人には) 理解されない、評価され難い 作品かもしれません。Agnosia という原題をそのまま「失認」と訳していた方が良かったかも知れません。『拘禁 囚われし宿命の女』では...。
Memo: 本日、12月8日は スペインでは Inmaculada Concepción という祝日です。