2015年3月19日木曜日

千野栄一歿(2002年) 言語学の楽しみ、人生の楽しみ

言語と言えば、この人でした。

千野 栄一(ちの えいいち、後に「千野榮一」1932年2月7日 - 2002年3月19日)は、日本の言語学者です。

1932年2月7日に東京府豊多摩郡渋谷町(現・東京都渋谷区)栄通1丁目で生を受けました。

1949年、東京都立高校高等科(現・首都大学東京)修了。1955年、東京外国語大学第四部(ロシア語)卒業。1958年、東京大学文学部言語学専攻卒業。

同1958年、チェコスロバキア政府奨学生としてプラハのカレル大学に入学。ヨーゼフ・クルツのもとで古代教会スラヴ語ならびにプラーグ学派を研究すると共に、1959年から同大学日本語科講師を務めました(1967年まで)。1964年、カレル大学文学部スラヴ語科修了。1967年12月に日本へ帰国しました。

1969年、東京教育大学文学部の助教授として着任しました。1976年、東京外国語大学外国語学部助教授。1977年、同教授。

1988年、チェコスロバキア国際交流協会金賞受賞。1989年、ヨゼフ・チャペック、カレル・チャペックを研究する日本チャペック兄弟協会を設立、会長となりました。1991年、ポーランド語科およびチェコ語科の新設に伴い、東京外国語大学ロシア・東欧語学科教授着任。

1992年12月、『言語学大辞典』の業績により第46回毎日出版文化賞特別賞受賞しました。1993年、東京外国語大学名誉教授。1994年、同大学を定年退官。同年、和光大学人文学部文学科教授着任。同年11月、東京外国語大学ポーランド語科およびチェコ語科の創設の功績により、原卓也と共にポーランド功労十字章受章。1997年、和光大学学長就任(2003年まで)。

2000年9月、日本におけるチェコ語の普及ならびにチェコ文学・チェコ文化の紹介によりチェコの文化功労賞を受賞しました。

2002年3月19日、国立病院東京医療センターで死去。

Ernesto Mr. T の様な昼行灯でも楽しめるような、素晴しい著作を何冊も著しています。

下の video は"「コーリャ 愛のプラハ」の訳者、故千野栄一さんのご本「ビールと古本のプラハ」46頁によると、このお店、ウ・シュネルー、というそうです。現存しているかは不明です。"という video です。






Ernesto Mr. T も生前この大言語学者と cervezaを傾けながら チャペックや言語、文学、酒などについて歓談してみたかったです。


千野栄一 歿(2002年)