フランコ独裁体制後に国王フアン・カルロス1世と共にスペインを民主化した、として国民的な人気のあったアドルフォ・スアレス元首相が昨日、3月23日、マドリードの病院で死去しました。享年81歳でした。
呼吸器系の感染症で容体が悪化し、一週間ほど前に病院に搬送されていました。
1975年11月フランコ総統の死去に伴い即位した国王フアン・カルロス1世により、翌年1976年7月に首相に指名されました。フランコ体制下では翼賛政党幹部でしたが、首相就任後はスペインの多様性を認め、共産党を含む政党の合法化、政治犯の特赦、総選挙の実施などの政策を推進しました。
1977年6月の総選挙で自身が率いる民主中道連合が勝利、フランコ体制終了後初めて選挙を経た首相となり、翌1978年12月の国民投票を経て新憲法を成立させました。
テロ頻発や失業増を背景に1981年1月に辞任を表明しました。
2005年にはアルツハイマー病に罹っていることを家族が公表しました。国王も頻繁に見舞いに訪れていたそうであります。
呼吸器系の感染症で容体が悪化し、一週間ほど前に病院に搬送されていました。
1975年11月フランコ総統の死去に伴い即位した国王フアン・カルロス1世により、翌年1976年7月に首相に指名されました。フランコ体制下では翼賛政党幹部でしたが、首相就任後はスペインの多様性を認め、共産党を含む政党の合法化、政治犯の特赦、総選挙の実施などの政策を推進しました。
1977年6月の総選挙で自身が率いる民主中道連合が勝利、フランコ体制終了後初めて選挙を経た首相となり、翌1978年12月の国民投票を経て新憲法を成立させました。
テロ頻発や失業増を背景に1981年1月に辞任を表明しました。
2005年にはアルツハイマー病に罹っていることを家族が公表しました。国王も頻繁に見舞いに訪れていたそうであります。