しかし、東京の人のことを「江戸っ子」と呼んだりもします。言葉、呼称はとかく難しいものであります。
スペインでは、Madrid の人を madrileño、Valladolid の人を vallisoletano、Salamanca の salmantino といった具合に微妙に変化するのでたたでさえ覚えるのが大変です。(覚えて慣れてしまえば何ともないことなのですが、それまでは大変苦労します。)かてて加えてであります。例えば、Valladolid には Pucela という古い呼び名且つ俗称もあり、バジャドリっ子は pucelano とも呼ばれます。スペインに興味の無い人がスペイン語を覚えるのは大変でしょう。一方、スペインに興味がある人にとっては敢えてそんなことを覚えるのも楽しみの1つです。
本日の問題です。 bilbiltano とは 何処の地方の人でしょう。
答えは Calatayud カラタユ (¿カラタユード?) の人です。
Real Academia の辞書には以下のような説明(¿定義?)が載っています。
bilbilitano, na.(Del lat. Bilbilitānus).1. adj. Natural de la antigua Bílbilis, hoy Calatayud. U. t. c. s.2. adj. Natural de Calatayud. U. t. c. s.3. adj. Perteneciente o relativo a aquella antigua localidad de la Hispania Tarraconense o a esta ciudad de la provincia de Zaragoza, en España
次の foto は renfe の Calatayud 駅近くに在る ¿老人ホーム? の看板です。Calatayud での闘牛観戦後の帰り道に撮影したものです。敢えて訳せば「カラタユっ子の家」でしょうか。
Pd. 今回の内容とあまり関係ないかも知れませんが、Calatayud の闘牛場までの道で撮った video を旅の思い出の一部として付しておきます。
Pd. 以下のページにも記しましたように、Zafra は segedano, segedana となります。