2026年2月20日金曜日

The Flying Serpent 空飛ぶ翼蛇 La serpiente voladora (1946) アステカ azteca ケツァルコアトル Quetzalcoatl, / Yamakawa Masao murió 山川 方夫 歿 (1965) 他人の夏 Summer of Strangers / El sabor del té verde con arroz お茶漬の味 ウルグアイ公開 (2005) Montevideo Uruguay / roughneck /

👆 El sabor del té verde con arroz お茶漬の味

Fecha de lanzamiento

    Japón  1 de octubre de 1952

    Uruguay  20 de febrero de 2005 (Cinemateca Uruguaya)

    España  11 de diciembre de 2019 (Asian Film Festival Barcelona)

También conocido como (AKA)

    (título original)   Ochazuke no aji
        Tea and Rice

    Japan  お茶漬の味

    Soviet Union  Вкус зеленого чая после риса

    Spain, Mexico  El sabor del té verde con arroz

    Uruguay  El gusto del arroz en el té verde (original subtitled version)

    World-wide  Flavor of Green Tea Over Rice

Takeko, una mujer caprichosa de la alta sociedad de Tokio, se aburre con su marido, un hombre tranquilo, que se ha educado en el campo, aunque ahora es ejecutivo de una empresa.

Taeko y Mokichi llevan muchos años casados y no tienen hijos. Taeko es una mujer egoísta y mimada y continuamente regaña a su marido por su supuesta vagancia y origen humilde. Un día Taeko acepta participar, sin decirle nada a su esposo, en un viaje fuera de la ciudad, en compañía de sus amigas Aja y Takako y su sobrina Setsuko; Durante su estancia, Taeko les revela la crisis que atraviesa su matrimonio, culpando a su marido y a la monotonía de su vida matrimonial. Después de regresar a Tokio, Setsuko, ahora en edad de casarse, es empujada por su familia y por la propia tía Taeko a casarse y organizan una reunión romántica para ella; pero Setsuko está contra del matrimonio concertado y abandona el nombramiento y va a visitar a su tío Mokichi.​

Este, enterado del encuentro, se sorprende con la visita de su sobrina y, contra su voluntad, la lleva consigo por la ciudad. Después de regresar a casa por la noche, tío y sobrina son regañados por Taeko: Setsuko es culpable de haber ido en contra de las decisiones de su familia, Mokichi de haber sido cómplice de la «fuga» de la chica. Tras el enfrentamiento, Taeko sale de casa, más enojado que nunca. Al día siguiente el jefe de Mokichi le ordena que vaya a un viaje de negocios a Uruguay; por lo que envía un telegrama a su esposa pero, al no recibir respuesta, se marcha sin volver a verla. Al regresar a casa después de la discusión, Taeko se da cuenta de que ha sido demasiado dura con su marido y, sabiendo que está lejos de ella, comprende lo importante que es en realidad para ella.

Pero el viaje a Uruguay se pospone y Mokichi regresa a casa después de apenas un día; los dos se reconcilian y vuelven a ser felices como no lo eran desde hace años.

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Yendo a Uruguay, ¿no fue así?

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Si. Montevideo




roughneck






The Flying Serpent 空飛ぶ翼蛇 La serpiente voladora

Release date
  • February 20, 1946 (United States)

Fecha de lanzamiento

    Estados Unidos 4 de enero de 1946 (Los Angeles, CA)

    Estados Unidos 1 de febrero de 1946

    México 27 de diciembre de 1947

    Estados Unidos 5 de febrero de 1949 (New York City, New York, TV premiere)

También conocido como (AKA)

    (título original) The Flying Serpent

    France Le trésor des Aztèques

    Mexico La serpiente voladora

    United States Killer with Wings (recut version)

Un arqueólogo demente y avaro utiliza un inusual modo de protección para el tesoro azteca que acaba de descubrir. Para guardarlo invoca al emplumado dios Quetzalcoatl, que aparece en forma de un ave prehistórica. 

アステカの皇帝モンテズマの古代財宝を発見した狂気の考古学者は、財宝の守護者である空飛ぶ爬虫類の怪物ケツァルコアトルを使って、その秘密を探るために近づく者を殺していく。

 

 

山川 方夫(やまかわ まさお、本名:山川 嘉巳〈やまかわ よしみ〉、1930年(昭和5年)2月25日 - 1965年(昭和40年)2月20日)日本の小説家。 

 海岸のその町は、夏になると、急に他人の町になってしまう。――都会から、らくに日帰りができるという距離のせいか、避暑客たちが山のように押し寄せてくるのだ。夏のあいだじゅう、町は人口も倍近くにふくれあがり、海水浴の客たちがすっかり町を占領して、夜も昼も、うきうきとそうぞうしい。
 その年も、いつのまにか夏がきてしまっていた。ぞくぞくと都会からの海水浴の客たちがつめかけ、例年どおり町をわがもの顔に歩きまわる。大きく背中をあけた水着にサンダルの女。ウクレレを持ったサン・グラスの男たち。写真機をぶらさげ子どもをかかえた家族連れ。真赤なショート・パンツに太腿をむきだしにした麦藁帽の若い女たち。そんな人びとの高い笑い声に、自動車の警笛が不断の伴奏のように鳴りつづける。
 そこには、たしかに「夏」があり「避暑地」があり、決して都会では味わえない「休暇」の感触があったが、でも、その町で生まれ、その町で育った慎一には、そのすべてはひとごとでしかなかった。いわば、他人たちのお祭りにすぎなかった。だいいち、彼には「休暇」も「避暑地」もなかったのだ。
 来年、彼は近くの工業高校に進学するつもりでいた。それを母に許してもらうため、すこしでも貯金をしておこうと、その夏、慎一は同級生の兄が経営するガソリン・スタンドに、アルバイトとしてやとわれていた。都会から来た連中が占領していたのは町だけではなく、もちろん、海もだった。海岸に咲いた色とりどりのビーチ・パラソルや天幕がしまわれるのは、夜も九時をすぎてからだろうか。それからもひとしきり海岸は、ダンスやら散歩やら音楽やらでにぎわう。海辺から人びとのざわめきがひっそりと途絶えるのは、それが終わってから朝までのごく短い時間なのだ。

 八月のはじめの、ひどく暑い日だった。その日は夜ふけまで暑さがつづいていた。それで海へ駈けつけてきた連中も多いらしく、自動車を水洗いする仕事が午前一時すぎまでかかった。慎一が、久しぶりに海で泳いだのはその夜だった。
 自分の町の海、幼いころから慣れきった海だというのに、こうして人目をさけこっそりと泳ぐなんて、なんだかよその家の庭にしのびこんでいるみたいだ。「お客さん」たちに遠慮しているようなそんな自分がふとおかしかったが、慎一はすぐそんな考えも忘れた。冷たい海の肌がなつかしく、快かった。
 やはり、海は親しかった。月はなかった。が、頭上にはいくつかの星が輝き、黒い海にはきらきらと夜光虫が淡い緑いろの光の呼吸をしている。
 夜光虫は、泳ぐ彼の全身に瞬きながらもつれ、まつわりつき、波が崩れるとき、一瞬だけ光を強めながら美しく散乱する。……慎一は、知らぬまにかなり沖にきていた。
 ふと、彼は目をこらした。すぐ近くの暗黒の海面に、やはり夜光虫らしい仄かな光の煙をきらめかせて、なにかが動いている。
「……だあれ? あなた」
 若い女の声が呼んだ。まちがいなく若い女がひとり、深夜の海を泳いでいるのだった。
「知らない人ね、きっと。……」
 女は、ひとりごとのようにいった。はじめて慎一は気づいた。女の声はひどく疲れ、喘いでいた。
「大丈夫ですか?」
 慎一はその声の方角に向いていった。
「いいの。ほっといてよ」
 女は答え、笑った。だが、声は苦しげで、笑い声もうまく続かなかった。慎一はその方向に泳ぎ寄った。
「……あぶないですよ、この海は。すぐうねりが変わるんです。もっと岸の近くで……」
「かまわないで」
 ほんの二メートルほど先の海面で、波の襞とともに夜光虫の光に顔をかすかに浮きあがらせた女は、睨むような目をしていた。ああ、と慎一は思った。彼は、その顔をおぼえていた。
 今日、真赤なスポーツ・カーにひとりで乗ってきた女だった。目の大きな、呼吸をのむほど美しいまだ若い女で、同級生の兄は、あれは有名な映画女優にちがいないぞといった。
「……あなた、この町の人ね?」
 女の顔は見えなかった。彼は答えた。
「そうです。だからこの海にはくわしいんです」
「漁師さんなの?」
「……親父が漁師でした」と彼はいった。「親父は、沖で一人底引き網をやってたんです。もりも打ったんです。二十八貫もあるカジキを、三日がかりでつかまえたこともあります」
 自分でも、なぜこんなことをしゃべりはじめたのか、見当がつかなかった。
 ただ、なんとなく女を自分とつなぎとめておきたかったのかもしれない。
「そのときは、親父も生命からがらだったんです。牛みたいな大きなカジキを、ふらふらになって担ぎながら、親父は精も魂もつき果てたっていう感じでした。……でもその夜、親父はそのカジキの背をたたきながらぼくにいったんです。おい、よく見ろ、おれは、こいつに勝ったんだぞ。生きるってことは、こういう、この手ごたえのことなんだよ。……あのとき、親父は泣いていました」
「銛で打ったの?」
「そうです。とても重い銛なんです」
「ずいぶん、原始的ね」女はひきつったような声で笑った。「で、お父さんは?」
「死にました。去年」
 女はだまった。ゆっくりとその女のそばをまわりながら、彼はいった。
「……あなたは、自殺するつもりですか?」
 喘ぐ呼吸が聞こえ、女は反抗的に答えた。
「ほっといてよ。……あなたには、関係ないことだわ」
「べつに、やめなさい、っていうつもりじゃないんですよ」
 女は、ヒステリックにいった。
「からかうの? 軽蔑しているのね、私を。子どものくせに」
 あわてて、慎一はいった。
「ちがいます。親父がぼくにいったんです。死のうとしている人間を、軽蔑しちゃいけない。どんな人間にも、その人なりの苦労や、正義がある。その人だけの生き甲斐ってやつがある。そいつは、他の人間には、絶対にわかりっこないんだ、って」
 女は無言だった。遠く、波打ち際で砕ける波の音がしていた。
「人間には、他の人間のこと、ことにその生きるか死ぬかっていう肝心のことなんかは、決してわかりっこないんだ、人間は、だれでもそのことに耐えなくちゃいけないんだ、って。……だから、目の前で人間が死のうとしても、それをとめちゃいけない。その人を好きなように死なしてやるほうが、ずっと親切だし、ほんとうは、ずっと勇気のいることなんだ、って……」
 女の顔に夜光虫の緑の燐光が照って、それが呼吸づくように明るくなり、また暗くなった。女は怒ったような目つきで、海をみつめていた。
「ぼくの親父も、自殺したんです。背骨を打ってもう漁ができなくなって、この沖で銛をからだに結えつけてとびこんじゃったんです。……あなたも、ぼくはとめはしません」
 彼は岸に顔を向けた。そのままゆっくりと引きかえした。真暗な夜の中で、ただ夜光虫だけが彼につづき、波間にあざやかに濡れた色の燐光を散らしていた。

 真赤なスポーツ・カーが、慎一のいるガソリン・スタンドに止まったのは、翌日の夕暮れ近くだった。ガソリンを入れに近づく慎一の顔を見て、女はサン・グラスをとり、急に目を大きくした。
「昨夜は」といい、女は笑いかけた。「……ねえ、あのお話、ほんとう?」
「ほんとうです」と、慎一は答えた。
「……そう。ありがと。私、あれから一時間近くかかって、やっと岸に着いたわ」
 女は、慎一の手を握った。
「あなたに、勇気を教えられたわ。それと、働くってことの意味とを」
 国道を真赤なスポーツ・カーが小さくなるのを、慎一はぼんやりと見ていた。女の言葉の意味が、よくわからなかった。
 彼はただ、小さなその町に今日も溢れている無数の都会の人びと、その人びとがそれぞれに生きている夏の一つ、そんな他人の夏の一つが、しだいに視野を遠ざかるのだけを見ていた。