2013年8月2日金曜日

¿Dónde está todo el mundo? - BLANCANIEVES - みんなどこにいるんだろう (2013、その4)

これまでにも何度か拙ブログで採り上げたことのある 白黒無声映画 Blancanieves を Ernesto Mr. T は 何と 常滑(中部国際空港)-Helsinki 間の 機内で鑑賞することができたのであります。ちょうど1週間前に、拙ブログで「12月日本公開決定」を visitantes の皆様に御報せしたばかりであったので、当方 Ernesto Mr. T といたしましても 余りの偶然 (よくよく考えてみれば 大した偶然では無いのですが) に驚き、感激したのでありました。

Ernesto Mr. T が予想していたよりもずっと素晴らしい、噂に違わぬ 名品に仕上がっています。勿論、多少は気に食わないところも無きにしもあらずでしたが。

とにかく出だし(の字幕)が良いのです。

古き良き時代の Sevilla。ところが 人影は疎らです。

"¿Dónde está todo el mundo?" (Where is everyone?) 「皆何処にいるんだろう」

という字幕です。

何と町中の(¿大半の?)人が 闘牛場へと向かっていたのです。

大闘牛士 Antonio Villalta (以下の foto) の único espada を観るために。








最も一般的な corrida de toros は 牛6頭に対し3人の闘牛士が 2頭 ずつ 担当するのですが、único espada というのは 6頭全部を1人の torero が受け持つ 晴れ舞台なのです。

皆が闘牛へ向かうという、正に festejo (祭) が festejo で在り得た時代の物語です。闘牛を取り巻く今の状況との違いに Ernesto Mr. T は愕然といたしました。世の中は劣化することの方が多いようなのです。

これ以上は諄くなりそうなので、Blancanieves の話は今日は此処までです。


ご意見、ご質問等ございましたら、<ernestotaju@yahoo.co.jp> へ。



Blancanieves 12月日本公開決定 ¿ブランカニーヴス?