2018年7月29日日曜日

消えた出版社を探せ! (本の雑誌) editoriales desaparecidas

7月も既に29日になってしまいましたが、今月号(8月号)の中で特に¿興味深かった?のは(文芸誌以外では)「本の雑誌」という雑誌でした。

特集の1つ「消えた出版社を探せ! 」を懐かしさと悲しみと共に読みました。

造本・装丁の美しさ、出版への理念やこだわりなどから熱烈な読者に愛されつつも、様々な事情で姿を消した出版社は少なくありません。では、そんな出版社は何を残し、なぜ消えていったのか...高崎俊夫と坪内祐三の消えた出版社総まくり対談から、書店から見た出版社の倒産に、書肆ユリイカ、昭森社、リブロポートとトレヴィル、そしてSF、ミステリーの消えた出版社、らさに出版社社長必読「出版社の『正しい』終わらせ方」まで、記録より記憶に残る出版社の行方と伝説に迫るレガシー特集です。零細出版社の消滅には箱入り本の出版が大きな鍵らしいです。本の雑誌社が消える準備ではないので、心配しないで読んでほしい、とのことですが。

因みに,同誌の3月号の特集は、「本屋さんになろう!」でした。これも必読です。

本屋さんが消えていくと嘆くのならば、自分が本屋さんになればいいのです! 本屋をやめて本屋になった店主から、新聞記者をやめて本屋になった店主、出版社の前社長が開店した本屋の店長までが教える本屋稼業の歓びと哀しみに、開店までのあれこれ、仕入れに流通のノウハウ、古本混在のメリットデメリットと、最近増え始めた独立系書店にぐぐいっと迫る26ページです。さあ、あなたも本屋さんになりましょう! (Ernesto Mr. T は無理ですが...)


本の雑誌出版不況


Hay cada vez menos librerías 書店減少とスペイン語