2018年8月27日月曜日

Fresas salvajes 野いちご(1957 原題: Smultronstället)

1957年、Ernesto Mr. T が1歳の時のスウェーデン映画です。


El profesor Borg, un eminente médico, debe ir a Estocolmo para recibir un homenaje de su universidad. Sobrecogido, tras un sueño en el que contempla su propio cadáver, decide emprender el viaje en coche con su nuera, que acaba de abandonar su casa, tras una discusión con su marido, que se niega a tener hijos. Durante el viaje se detiene en la casa donde pasaba las vacaciones cuando era niño, un lugar donde crecen las fresas salvajes y donde vivió su primer amor.

人生の終わりにさしかかって旅をする老医師の一日を通じて、人間の老いや死、家族をテーマに、夢や追想を織り交ぜて描いたこの映画は、青春時代の失恋の思い出を野いちごに託した叙情的な一編です。

78歳の孤独な医師イーサク・ボルイ。妻は亡くなり、子供は独立して、今は家政婦と二人きりの日々を送っています。
ある夜、イーサクは奇妙な夢を見ます。
人影のない無い街、針の無い時計。彼の前で止まった霊柩車。
中の棺には彼そっくりの老人がいて、手をつかんで引きずり込もうとします。
夢から醒めたイーサクは、車に乗り込み、旅に出ますが、
その先々で待つのは、奇妙で不可思議な出来事の数々でした…。

La historia comienza cuando el eminente profesor de física Isak Borg de setenta y tantos años, se dispone a recibir en la ciudad de Lund el título de "Doctor Honoris Causa". El viaje que emprende hasta la citada ciudad le servirá para dar un repaso a toda su vida. En este viaje le acompaña su nuera que ha decidido abandonar a su marido porque no quiere tener un hijo. Durante su viaje visitan el pueblo natal de Isak donde éste evoca a su familia y algunos episodios de su juventud en una serie de imágenes memorables y emotivas. Pero la secuencia más chocante del film y una de las más recordadas de la historia del cine, transcurre cuando, en un sueño, el profesor camina por una ciudad desolada que parece haber sido diseñada por un expresionista alemán.

医学の研究に生涯を捧げ、その長年の功績を認められ名誉学位を受けることになった老教授イサク。その授与式は栄光に満ちた日になるはずでしたが、前夜に自身の死を暗示する悪夢を見たためか、彼の心は晴れません。イサクは授与式当日に当初の予定を変更して、現在の住まいであるストックホルムから式の行われるルンドまで車で向かおうとします。そんな彼に、義理の娘であるマリアンヌも同行を願い出ます。

半日程度の小旅行はイサクにとって、これまでの自分の人生を顧みるまたとない機会となりました。青年時代に婚約者を弟に奪われたこと、妻がイサクの無関心に耐えられず不貞を働いたことなどを思い出し煩悶するイサク。そしてマリアンヌに、イサクの息子エバルドと彼女の間に子供が居ないのは、イサクを見て育ったエバルドが家庭というものに絶望しているからだと告げられます。研究者としての輝かしい名声とは裏腹に、イサクの人生は空虚なものでした。

また、イサクはルンドへ向かう途中様々な人物に出会います。奔放なヒッチハイカーの少女とその二人のボーイフレンド、不毛な夫婦喧嘩を繰り返す男女、引越していったイサクを今でも慕うガソリンスタンドの店主とその妻、そしてイサクの老いた母親。彼らとの出会いと過去への後悔が、徐々にイサクを変えていきます。

無事に授与式を終えたイサクはその夜、エバルドと家族のことについて誠実に話し合います。寝室の外では昼間に出会ったヒッチハイカーたちが、イサクの栄誉を心から祝福していました。満ち足りた気持ちで眠りにつくイサク。彼が見る夢は前夜の悪夢と違い、不思議な充足感を伴うものでした。








自分自身に折り合いをつける estar consigo mismo


イングマール・ベルイマン