2014年1月7日火曜日

左馬


古代より馬は縁起の良い動物だと思われているようで、中でも馬の字を反転させた「左馬(ひだりうま)」は招福の象徴となっています。
その由来の1つに、馬には右から乗ると転び易い習慣が有るため、必ず左から乗ることから来ている、というものがあります。つまり「左馬は倒れない」として、人生を大過なく過ごせるという意味が込められているようです。
また、左馬の文字の部分が巾着の形に似ていることから金運のお守りにも使われたり、普通は人が馬を引いて行くところを、逆に馬が人を引いてくる(=招き入れる)ということから商売繁盛に繋がるとされています。
更には、「うま」を逆さに読んだ「まう」が、祝宴での「舞い」を連想させるので縁起が良いという説もあります。
Ernesto Mr. T は 陶器の市、常滑に住んでいますが、陶芸の世界で、新設の窯に火を入れるときは、作品が途中で倒れないで無事に焼けるようにと願いを込め、左馬(頭が右、尻尾が左)を描いたものを焼くことがあるそうです。

迷信は面白いものですね。
次は 大学時代の友、和歌山の小西君から届いた賀状であります。



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