今朝、通勤電車の中で、目の前に座っていた若い女性が、どぎつい香水の匂い
をプンプンと撒き散らしながら「今日は起きたときからなんか少し眩暈するし、お腹も痛いんだけれど、そう言えば今日は13日の金曜日だよね」と、さらに化
粧の濃い少女 [?]
に話し掛けていました。相手の女性も「そうそう。私もさっき彼氏からメールで今日ちょっと都合で逢えなくなった、って来たんだけど、やっば今日が13日の
金曜日からなのかなあ」と答えていました。
日本は [ 外語と言えば ほぼ ] 英語一辺倒なので、このような「13日の金曜日は不吉な日」というの [ 迷信 ] が世界常識だと思っている人がかなりいるようです。しかし、「13日の金曜日は不吉な日」という迷信が見られるのは、英語圏の大半と フランス、ドイツくらいのもので、けっして世界共通のものではないのです。
我が愛する mundo hispánico スペイン語圏では、viernes 13、13日の金曜日 ではなく、 Martes 13、13日の火曜日 が不吉な日 なのです。[ 因みに、ギリシャでも 金曜日ではなく、13日の火曜日を不吉な日と見做すようです。]
イタリア人の友だちに聞いたところ、イタリアでは 17日の金曜日 が「日本の仏滅のような日」だそうです。イタリアでは 13 というのは 幸運を呼ぶ 数字なのだそうです。
似
ているようで 微妙に違うことを知るのも 外 [ 国 ] 語や異文化を学習するときの 喜びの1つだと Ernesto Mr. M
は思っています。cultura de
valores を味わいましょう。