高一のとき、国語の教科書に出て来た『老人と海』に感銘し、それを原文で読みたくなり、英語・文学の世界に入り込んだのであります。
当時、中学校でさぼっていた所為か英語をどうやって身に付けたら良いのか皆目分からないまま、詳細な注釈付き英語原文と福田恆存の訳文と、それに辞書を用いてひたすら読み解こうとしたものでした。否、読むというよりも原文と和訳を同時に暗記していったような調子でありました。"He was an old man who fished alone in a skiff in the Gulf Stream and he had gone eighty-four days now without taking a fish..." から "The old man was dreaming about the lions."まで何度読み通したことでしょう。
後で判ったことですが、福田恆存の訳文は日本語としては気品高い名文ですが、英文解釈的には誤訳がかなり多く、それ故、これを基本として勉学を始めた Ernesto Mr. T の英語及び英御理解も同様にかなり酷いものなのであります。
幸いなことと言えば、基本5文型などといった 日本以外では全く通用しない 和製英文法や入試以外に何にも役立たないような変な規則を覚えずに済んだということでしょう。
Ernest Hemingway から始まった 文学世界の散策は 世界を見る目を広げてくれました。Ernesto Mr. T が曲がりなりにも語学の勉強をし続けているのは 世界の素晴らしい文学作品を多少なりとも原文で味わいたいが為であります。しかしながら、本人も自覚しておりますように、オツムの出来が並み以下でありますから、全く思うように行かないのであります。
Ernest Hemingway が The Old Man and the Sea を著したのは1952年、53歳の時なのであります。現在の Ernesto Mr. T よりずっと若いときなのであります。
凡人哀れなりであります。Ernestín が 頭の中で申しました。
El suicidio de Ernest Hemingway ヘミングウェイ自殺 (1961年)
La huella de Hemingway en los Sanfermines (RTVE 05 julio 2009) ヘミングウェイがサン・フェルミンに残した足跡
1899: Ernest Hemingway nació.
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