この映画は他の怪獣映画とは違い、原作の執筆陣が凄いのであります。中村真一郎、福永武彦、堀田善衛の3者による『発光妖精とモスラ』なのです。日本文学界の大御所3人による執筆なのであります。なお、映画でフランキー堺が演じる¿主人公?福田善一郎は、原作者3人の名前を組み合わせたものなのです。
Hottta Yoshie, 堀田善衛
中村真一郎/福永武彦 /堀田善衛 『発光妖精とモスラ』 - 原爆文学
¡MONSTRUOSO! Cine de Monstruos Gigantes: MOTHRA [Original ...
以下の trailer の中にもあるように 音楽もなかなかのものであります。
小説と映画の違いの主なものは、まず小説の小美人は2人ではなく4人で、身長も映画(30cm)の倍あります。また原作ではモスラが繭を作る場所が国会議事堂というところも政治に対する文学者達なりの批判精神の顕れであったのでしょう。映画では東京タワーになってしまっていますが。
ロシリカ共和国は決定稿ではロリシカ共和国となっていますが、当時核開発競争に躍起であったロシア+アメリカへの皮肉でありましょう。
その他の違いを含め、更なる御楽しみは 拙ブログを御覧の皆様各自で。