『生きる』は、1952年(昭和27年)10月9日に公開された日本映画です。(監督・黒澤明、主演・志村喬)
Ikiru, o en español Vivir es una película del director japonés Kurosawa Akira. Fue estrenada el 9 de octubre de 1952. El actor pincipal es Shimura Takashi.
Watanabe Kenji es un funcionario público en la burocracia japonesa de post-guerra que ha sido consumido por su monótono y vacío trabajo. Día tras día, no hace más que deshacerse de las quejas de los ciudadanos, con excusas que son ya parte de la misma rutina.
Cierto día, este hombre de mediana edad, cuyas personas cercanas lo aprecian únicamente por el dinero o el puesto que algún día les dejará, recibe la noticia de que le queda un año de vida, a causa de un cáncer en el estómago.
En el transcurso de la trama, el Sr. Watanabe intenta descubrir como darle sentido a su vida antes de morir.
その題名通り「生きる」という普遍的なテーマに真っ向から切り込んだ作品であり、時代劇の印象が強い黒澤の、現代劇での代表作です。
「お役所仕事・公務員批判の作品」と捉えられたりしたこともありますが、この作品で舞台を市役所に置いたのは、そのテーマを炙り出すのに最適な場所だったからでしょう。この映画で皮肉られている形式主義的な仕事のやり方、上司に気に入られるための部下のお追従などは、民間企業ひいては日本人の集団行動の底辺に横たわるものではないでしょうか。
黒澤は作中で積極的に流行歌を取り入れていますが、「生きる」では作中に絶望した初老の主人公が口ずさむ歌として「ゴンドラの唄」が選ばれました。「ゴンドラの唄」は吉井勇の作詞、中山晋平の作曲で1915年(大正4年)に芸術座の第5回公演『その前夜』(ツルゲーネフ作)の劇中歌として用いられたものです。
市役所で市民課長を務める渡辺勘治は、かつて持っていた仕事への熱情を忘れ去り、毎日書類の山を相手に黙々と判子を押すだけの無気力な日々を送っていました。市役所内部は縄張り意識で縛られ、住民の陳情は市役所や市議会の中でたらいまわしにされるなど、形式主義がはびこっていました。
ある日、体調不良で診察を受けた渡辺は自分が胃癌だと悟り、余命いくばくもないと考えます。不意に訪れた死への不安などから、これまでの自分の人生の意味を見失った渡辺は、市役所を無断欠勤し、これまで貯めた金をおろして夜の街をさまよいます。そんな中、飲み屋で偶然知り合った小説家の案内でパチンコやダンスホール、ストリップなどを巡ります。しかし、一時の放蕩も虚しさだけが残り、事情を知らない家族には白い目で見られるようになります。
その翌日、渡辺は市役所を辞めて玩具工場に転職していようとしていた部下の小田切とよと偶然に行き遭います。何度か食事を共にし、一緒に時間を過ごすうちに渡辺は若い彼女の奔放な生き方、その生命力に惹かれていきます。自分が胃癌であることを渡辺がとよに伝えると、とよは自分が工場で作っている玩具を見せて「あなたも何か作ってみたら」と言います。その言葉に心を動かされた渡辺は「まだできることがある」と気付き、次の日市役所に復帰します。
それから5ヶ月が経ち、渡辺は死にます。渡辺の通夜では、同僚たちが、役所に復帰したあとの渡辺の様子を語り始めます。渡辺は復帰後、頭の固い役所の上司らを相手に粘り強く働きかけ、脅迫にも屈せず、ついに住民の要望だった公園を完成させ、雪の降る夜に完成した公園のブランコに揺られて息をひきとったのでした。新公園の周辺に住む住民も焼香に訪れ、渡辺の遺影に泣いて感謝します。いたたまれなくなった助役など上司たちが退出すると、市役所の同僚たちは実は常日頃から感じていた「お役所仕事」への疑問を吐き出し、口々に渡辺の功績を讃え、これまでの自分たちが行ってきたやり方の批判を始めるのでした。
通夜の翌日市役所では、通夜の席で渡辺を讃えていた同僚たちが新しい課長の下、相変わらずの「お役所仕事」を続けています。しかし、渡辺の作った新しい公園は、子供たちの笑い声で溢れていました。
志村演じる主人公が公園でブランコを漕ぐ場面で Ernesto Mr. T は 何度涙したことでしょうか。
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