2012年8月16日木曜日

イベリア航空 Iberia (aerolínea), (再びスペインに, その23)

かつて Ernesto Mr. T の住む常滑からスペインへ行くのは大変なことでした。Centrair 空港はありませんでしたし、まず愛知県からヨーロッパへ国際線が飛んでいなかったのです。名鉄電車と名鉄バスに乗り継ぎ小牧空港まで行き、小牧から成田まで乗り継ぎ便に乗り、初めて国際線に乗ることができる、といったふうでした。小牧からの乗り継ぎが悪いときは名古屋から東京まで新幹線、そして東急で成田までというふうに大変な旅でした。でも、成田から Iberia 航空が飛んでいた頃は本当に楽しかったです。何しろ、日本からスペインまでの機内にスペイン人がたくさんいましたし、日本人客もスペインを目的地とする方がほとんどでしたので、成田からはもう半分スペインが始まっていた、と言っても良いでしょう。最初は南回りの Bombay ボンバイ (ボンベイ、現在のムンバイ) 経由、後には  Moskva 経由になりましたが、とにかく Iberia には楽しかった思いでしかありません。父の病気・死、その他いろいろなことがあってあまり多くは乗れませんでしたが、今思い返せば、Iberia という言葉は『幸せ」そのものでした。

いろいろな資料を調べてみたところ、日本には自社便で1986年から東京/成田に乗り入れ、ボーイング 747-200やエアバス A340-300で運航していたが1998年11月30日に撤退した、とのことです。確か、大阪から成田(bombay または Moskva 経由で)=スペインだったはずです。2009年、成田線の復活が予定されていた、そうですが、立ち消えになったようです。
次の写真は、8月13日早朝に Jerez 空港で撮影したものです。

スペイン国内線だけでなく、できれば Centrair - Madrid 線でも Iberia に乗れたらなあ、と夢見ています。

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