最近、この Ernesto Mr. T の blog へ ルクセンブルグからの visitas が かなりあったので、敬意を表し、今回は ルクセンブルグ(及び同国出身の作家ヒューゴー・ガーンズバック)を取り上げました。
世界最高水準の豊かさ---IMFの統計によると、2010年のルクセンブルクのGDPは524億ドルで、日本の本州最北端の青森県とほぼ同じ経済規模です。
ルクセンブルクの経済は世界でもトップレベルの豊かさを誇っています。特に21世紀以降は、一人当たりの国内総生産において世界首位の座を維持し続けています。しかし、購買力平価ベースでは、2000年代中盤を境にカタールに追い抜かれ、次席に甘んじています。ただし、ルクセンブルクは高度に発達した先進工業国で、石油産業(オイルマネー)に依存したカタールとは好対照です。
因みに、一人当たりの国民総所得 (GNI) では世界第4位ですが、購買力平価ベースでは世界首位(2009年度現在)です。GNIとは、ある国籍を持つ国民が国内外で稼いだ所得の総和ですから、単純に考えれば「世界で最も所得が多い(=金持ちの)国民」ということができます。
ルクセンブルクの経済成長率は毎年4 - 5%の範囲で推移しており、先進国としては例外的に高い経済成長を維持し続けています。一方、典型的な福祉国家ではないのにも関わらず、概して失業率が良好に推移しており、国内の所得格差が北欧諸国並みに小さいという特筆すべき特徴を兼ね備えています。
低い失業率と小さい経済格差---ルクセンブルクは概して失業率が低い国であり、多くとも4%台で推移しています。事実、リーマンショック以降ですら 4.4%(2008年現在)と低い失業率を維持していますが、これでも同国としては記録的に高い数字です。因みに、同年のユーロ圏における平均失業率は7%台後半で、北欧の福祉国家(およびワークシェアリング政策を採用するオランダ)を除けば欧州で最も低い失業率を誇っています。
また、新自由主義的な経済政策を志向しているにも関わらず、ルクセンブルク国内の所得格差は小さいのです。例えば、ジニ係数は北欧型福祉国家に匹敵し(0.2 ポイント台)、80年代以降はほぼ一定を保っています。言い換えれば、経済成長に伴って所得格差が広がらなかった稀有な例です。
労働者の多くは政界と繋がりのある労働組合によって保護されていますが、欧州の先進各国における労組とは異なり、労使関係は20世紀初頭から良好です。労使関係が安定しているためにストライキが起こりにくく、この点も国外企業の誘致に有利に働いています。
Ernesto Mr. T の blog ですから、文学に話を移しましょう。ルクセンブルグ出身の小説家と言えば、ヒューゴー・ガーンズバックでしょう。生まれたのも死んだのもちょうど今頃、8月中旬です。
Hugo Gernsback は1884年8月16日にユダヤ系ワイン商の息子フーゴー・ゲルンスバッハー(Hugo Gernsbacher)としてルクセンブルクで生まれました。
1904年にアメリカへ移り住み、無線機の販売などの事業を行いました。無線の販売を通じてアメリカの大衆が科学技術に疎いことを知り、これを啓蒙するため1908年に世界初の無線雑誌『モダン・エレクトリックス』を創刊しました。
『モダン・エレクトリックス』に1911年4月から12回に渡って連載したSF小説『ラルフ124C41+ ──2660年のロマンス』が評判となりました。その後、『エレクトリカル・エクスペリメンター』『ラジオ・アマチュア・ニュース』といった雑誌を創刊しました。
1926年、世界初のSF専門誌『アメージング・ストーリーズ』を創刊し、過去の優れたSF作品の再録や投書欄、読者の作品コンテストが人気を集めました。これによりガーンズバックは“アメリカSFの父”、“現代SFの父”と呼ばれるようになりました。
ガーンズバックは資産がありましたが、事業としてニューヨーク初のテレビ放送の実験を行ったり自分の給料を高くする一方で、作家や商売相手への支払いが遅れていました。1929年に印刷所と紙問屋から訴えられ、『アメージング・ストーリーズ』を出版していた会社は破産し、人手に渡りました。ガーンズバックは新しい会社を作り、『サイエンス・ワンダー・ストーリーズ』など新しいSF雑誌を3つ、無線雑誌『ラジオクラフト』を立ち上げました。
ガーンズバックは1930年に『サイエンス・ワンダー・ストーリーズ』と『エア・ワンダー・ストーリーズ』を合併させて『ワンダー・ストーリーズ』を創りました。アメージング・ストーリーズ同様に投書欄に誌面を大きく取り、SFファンの活動を発展させました。しかし、後発のSF雑誌『アスタウンディング』が発展するにつれ『ワンダー・ストーリーズ』の読者は減少していきました。更に、原稿料の低さや支払いの遅さといった問題があり、作家のドナルド・A・ウォルハイム等により訴えられてしまいました。1936年にガーンズバックは『ワンダー・ストーリーズ』を売却し、SFから離れて無線雑誌『ラジオクラフト』と1933年に創刊の性教育に対する科学的取り組みを扱った雑誌『セクソロジスト』の2つに注力していきました。
1953年、世界SF大会にてSF功労賞(1993年にヒューゴー賞と改名)が創設され、1960年にはガーンズバック自身に特別賞が贈られました。1967年8月19日にニューヨークで死去しました。
Ralph 124C 41+ (1911) (邦訳は『ラルフ124C41+』他『27世紀の発明王』などの抄訳版もあります)
Baron Münchhausen's Scientific Adventures (1915) (邦訳は 『ミュンヒハウゼン男爵の科学的冒険』という抄訳しかありません)
Luxemburgo, oficialmente el Gran Ducado de Luxemburgo (luxemburgués: Groussherzogtum Lëtzebuerg, francés: Grand-Duché de Luxembourg, alemán: Großherzogtum Luxemburg), es un pequeño país de Europa occidental que forma parte de la Unión Europea. Se trata de un estado sin litoral, rodeado por Francia, Alemania y Bélgica. Luxemburgo cuenta con una población de medio millón de habitantes sobre un área de 2.586 kilómetros cuadrados.
El gobierno de Luxemburgo es una monarquía constitucional y parlamentaria, siendo el único Gran Ducado soberano en la actualidad. El estado tiene una economía altamente desarrollada, con el mayor Producto Interno Bruto por cápita del mundo de acuerdo al Banco Mundial, y el segundo de acuerdo al Fondo Monetario Internacional.
Luxemburgo es miembro de la Unión Europea, la Organización del Tratado del Atlántico Norte, la Organización para la Cooperación y el Desarrollo Económico, las Naciones Unidas, Benelux y la Unión Europea Occidental, reflejando la orientación política a favor de la integración económica, política y militar. Su capital, la Ciudad de Luxemburgo, es sede de numerosas instituciones y agencias de la Unión Europea.
Luxemburgo posee culturas y tradiciones diversas por encontrarse entre la Europa romana y la Europa germánica. El país tiene tres lenguas oficiales: alemán, francés y luxemburgués. Se trata de un estado laico, siendo predominante el catolicismo.
Hugo Gernsback (16 de agosto, 1884 - 19 de agosto, 1967) fue un pionero escritor de ciencia ficción y en nuevas tecnologías (entre otras cosas, diseñó dos nuevos instrumentos eléctronicos: el pianorad y el staccatone).
Nace en Luxemburgo y emigra a los Estados Unidos en 1905. Se casa tres veces, con Rose Harvey en 1906, Dorothy Kantrowitz en 1921, y Mary Hancher en 1951. En 1925, establece la estación de radio WRNY y se involucra en las primeras emisiones de televisión. Muere en Nueva York en 1967.
Hugo inició el auge del género moderno de ciencia ficción con la primera revista del tema, Amazing Stories en 1926. En ella empezaron a comunicarse los primeros fans. La primera revista que fundó fue Modern electrics de ciencia y tecnología, en 1908 o Science wonder stories en 1929.
Los premios Hugo de la Sociedad mundial de ciencia ficción llevan su nombre.
Gernsback desarrolló una novela Ralph 124C 41 en 1911 y obtuvo 80 patentes.