1835年3月22日の夜、スペインの首都マドリードのプリンシペ劇場(現在のスペイン劇場)で初演され、 スペインにおけるロマン主義の勝利を決定的にしたとされる戯曲です。理不尽な状況と暴力的な運命の中を、激しく生き抜く登場人物たち。欧州世界が向かいつつある歴史の新たな局面、やがて訪れる激動の時代への予兆に満ちた作品です。
第1幕 Jornada primera,第2場 Escena Ⅱ の終りに
HABITANTE PRIMERO.- En nombrando el ruin de Roma, asoma... Allí viene Don Álvaro.
住民1. - 噂をすれば影がさす... あそこにドン・アルバロが来たぞ。
という,先日 拙ブログで採り上げた表現が出て来ます。
HABITANTE PRIMERO.- En nombrando el ruin de Roma, asoma... Allí viene Don Álvaro.
住民1. - 噂をすれば影がさす... あそこにドン・アルバロが来たぞ。
という,先日 拙ブログで採り上げた表現が出て来ます。
噂をすれば、... Hablando del r..., / Speak of the d...,
Don Álvaro o la fuerza del sinoDon Álvaro o la fuerza del sinoDuque de Rivas
アントニオ・ガルシア=グティエレス 『吟遊詩人』本日発売 El trovador (1836)の邦訳 Antonio García Gutiérrez
尚,題名にある sino は「運命」と訳されていますが、
Salamanca の学習用西西辞典辞典では以下のように説明されています。
sino s.m. Destino o fuerza que dirige la vida de una persona o desarrollo de un sacceso: Mi sino es perder siempre.
「クラウン和西辞典」によりますと、
人生はままならない(望むようにはゆかない) La vida no es como uno desea. / En la vida las cosas no salen como desearíamos.
ということです。