日本で第二次世界大戦後初のミリオンセラーは、科学教材社(誠文堂新光社の系列会社)発行の『日米会話手帳』(小川菊松編)で、1945年9月15日に発行され、同年末までに360万部を発行したとされていますが、刷れば刷るほど赤字になったため、わずか3ヵ月で発行中止になったそうです。¿どんな経理方法を取っていたのでしょうか? 理解に苦しみますよね。同書は大ベストセラーにもかかわらず、実物がほとんど現存していませんが、『「日米会話手帳」はなぜ売れたか』(朝日文庫、ISBN 4022611103)に写真による復刻版(影印本)が収録されています。ただし、この本も只今絶版状態です。古書店でも「売り切れ」ということです。
因みに、32ページで80銭でした。『日米..』とありますが、内容は British English でした。
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