今日は日曜日であります。
日本のカレンダーでは日曜日が一週間の始まりとなっている場合が多いですが、Ernesto Mr. T が毎年スペインで購入する calendario は月曜日が週の初日となっております。つまり、domingo は週の最終日なのであります。
週5日か6日働いた後の休みの日と考えれば、スペイン式に 週の最終日にした方が理にかなっているように思われますが、皆さんはどうお考えでしょうか。
ただし、Ernesto Mr. T のように 教育に携わる者にっては 翌週の用意その他(授業の用意、プリント・音声CD作り、前週に実施したテストの採点...)などのために日曜日は休みらしい休みとはとてもならないのであります。
日曜日に仕事を休みにする習慣は 日曜日に教会に礼拝に行かせ キリスト教を布教させようとした西欧のものが基礎となっているのであります。つまり西欧のものまねであります。現在は西欧と日本だけでなく、多くの国で日曜日を休みの日とする習慣が広まっているようです。
日本では、日曜日休みの習慣は、欧化政策、すなわち文明開化の中で導入され、市町村役場、初等学校などを通じて地方に普及していきました。
御存知ない方が多いと思いますが、日曜日休みの習慣導入以前は官庁は5の倍数の日を休日としていたのです。日曜日を休日とすることで、かえって労働時間は増加したのです。
下は、来月、11月 noviembre の calendario です。8月に Madrid の土産物屋で購入したのですが、今年8月から来年12月まで使える優れものでした。(写真は Plaza de la villa です。)
日本ではあまり多くはありませんが、calendario には 週の横に年何週目かの数字が小さく付け加えられています。上の calendrio では分かりづらいので下に拡大して表示します。11月4日の週は本年度第44週目、11月11日の週は45週目ということです。
この calendario では右端ですが、左端に何週目かの数字が載っている場合もあります。
この calendario では右端ですが、左端に何週目かの数字が載っている場合もあります。
domingo を用いたスペイン語には hacer domingo 「(日曜日でもない)平日に仕事を休む」、salir con un domingo siete 「馬鹿げたことを言う」などがあります。
また、domingo の派生語 diminutivo ¿縮小語? dominguillo はどういうわけか分かりませんが、『起き上がり小法師」という意味です。
今突然思い付いたのですが、日本のカレンダーが 日曜日を週の最初に置くのは「日本」だから、「日」が「本(もと)」だからではないでしょうか。
ご意見、ご質問等ございましたら、<ernestotaju@yahoo.co.jp> へ。
P.D. 日本 el sol naciente から思い出したのですが、かつて 闘牛士としての成功を目指した niño del naciente 下山敦弘さんはどうなったのでしょう。あの酷い事故からもう17年になりますが、 まだ スペインに 居住しておられるのでしょうか。何か闘牛関係のお仕事をされていると良いのですが。