2013年1月8日火曜日

堀口大学 Horiguchi Daigaku

1892年の今日、1月8日に この詩人・翻訳家は生まれました。



堀口大学はスペインで凡そ2年半過ごしたことがあるのです。1914年7月から1917年1月までのことでした。22歳から25歳までの青春のまっただ中の時期でした。

いつ著したものか分かりませんが、以下のような色紙が残っています。「エスパニヤ アンダルシャのたをやめはぼたんに似たり夕月夜かな」


堀口大学は『ドン・キホーテ』の翻訳もしています。全編ではなくて前編、つまり第1部のみですが。


残念なことは、父・九萬一とは違い、toros 闘牛に余り興味を示しませんでした。

Madrid で会った マリー・ローランサン Marie Laurencin と恋に陥りました。ただし、ローランサンの方が4つ年上で ローランサン の愛人のようなものだったと堀口大学本人が述べています。「日本の鶯」と呼ばれていたそうです。


ローランサンによるフランス語の原詩は不明ですが、堀口大学による訳詩は以下の通りです。

    この鶯 餌はお米です

    歌好きは生まれつきです

    でもやはり小鳥です

    わがままな気紛れから

    わざとさびしく歌います

因みに、当時 堀口大学は結核を患っていました。

堀口大学に関しては話は尽きませんが、冗長になるといけませんので また いつかの機会に譲ることにしましょう。Hasta entonces.


Horiguchi Daigaku 




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日本の鶯 堀口大學聞書き
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英語は通じない