2013年1月3日木曜日

アルジェリア Argelia と その文学 literatura 概観


突然ですが、アフリカで最も大きな(¿広い?)国はどこでしょう。

つい最近、1年半前までは、スーダンでした。しかし一昨年、2011年の7月にスーダンから南スーダンが独立して以降は 今日お話する アルジェリア なのです。

なぜ、アルジェリア について書くかというと、最近この blog に アルジェリア から visita を受けたからです。それだけの理由です。アフリカの国からの visita はとても珍しいのです。しかもスペインからさほど遠くない国(¿隣国?)なのです。


さて、地元アルジェリアの公用語 アラビア語での通称は ジャザーイルですが、それに(アルへシーラス、アランブラなどスペインの地名などでも御馴染みのアラビア語の定冠詞) Al アル が付いて アル・ジャザーイル となり、それが訛って アルジェリア となったのです。 また、アルジェリアとはアラビア語で「島々」という意味です。因みに、最近よく国際ニュースで登場するカタールの放送局 アルジャジーラは、その単数形、つまり「島」なのです。

語学的勉強はこれくらいにして、アルジェリア文学の方に話を移しましょう。(今日は概観に留めておきます。)

古いものでは、Lucius Apuleius アプレイウス(スペイン語ではLucio Apuleio、下の肖像画) によってラテン語で著された Asinus aureus『黄金のろば』(スペイン語ではEl asuno de oro )が最高傑作でしょう。Ernesto Mr. T のお気に入りの作品です。これは Metamorphoses(スペイン語ではLas Metamorfosis )とも呼ばれています。


話が長くなるといけませんので、一気に千数百年飛びます。

19世紀末頃からアルジェリア育ちのヨーロッパ人は自らを"Les Argélianistes" 「アルジェリア人」と規定し、フランス語でアルジェリアニスム運動を主導しました。こうした作家の代表はRobert Randau ロベール・ランドー で正に"Les Argélianistes"という作品を著しています。20世紀のフランス文学を代表するフランス語作家の一人である Albert Camus アルベール・カミュはアルジェリアで生まれ育ち、カミュのL'Étranger『異邦人』(スペイン語では El extranjero ) はアルジェリアを舞台としていますが、カミュはこうした潮流を継ぐ存在でした。なお、カミュについては次回 項を改めて触れることにします。

一方で、アルジェリアの原住民(アンディジェーヌ)、つまりムスリムによるフランス語小説としては Mouloud Feraoun ムールード・フェラウンの Le Fils du pauvre『貧者の息子』(1950年)が最古のものです。代表的な現代アルジェリアの作家としては Mohammed Dib ムハンマド・ディブ、Kateb Yacine カテブ・ヤシーン、Rashid Boudjedra ラシッド・ブージェドラ、Yasmina Khadra ヤスミナ・カドラ、Ahlam (o Ahlem) Mosteghanemiアラム・モスタガーネミー、Assia Djebar アシア・ジェバール (下の写真) などが挙げられます。


La literatura en Argelia ha recibido influencias de numerosas culturas, incluida la romana, árabe, francesa y española, como también de los pueblos originarios. Las lenguas dominantes en la literatura argelina son el francés y el árabe, aunque hay algo de producción escrita en bereber.



Algunos de los escritores argelinos más destacados son San Agustín, Kateb Yacine, Rachid Mimouni, Mouloud Mammeri, Mouloud Feraoun, Mohammed Dib, Assia Djebar, Boualem Sansal y Yasmina Khadra. Albert Camus, un francés-argelino (o pied noir), es sin lugar a dudas el escritor más conocido en la historia de Argelia. Filósofo, novelista y escritor de obras de teatro, Camus ganó el Premio Nobel de Literatura en 1957. Aunque la mayoria de sus historias están ambientadas en Argelia y apoyó los derechos civiles de los argelinos autóctonos, se opuso a la independencia de Argelia, lo que dañó su reputación en su tierra natal.

上記の作家の作品をどれでもいいですから試しに一つ読んでみてください。その質の高さに驚かれることでしょう。

ご意見、ご質問等ございましたら、 <ernestotaju@yahoo.co.jp>  へ。



P.D. こんなニュースが Algeria から届きました。アルジェリア拘束:現地駐在員に衝撃 日本人巻き込まれ