その鼓直氏が登場している video が最近現われました。
昨年11月にジュンク堂で催された 寺尾隆吉『魔術的リアリズム』(水声社)刊行記念イベント ラテン アメリカ文学の魅力 での「トークセッション」です。
一番驚いたのは、鼓直氏が1度もラテンアメリカへ行ったことがないと告白する部分です。
それ以外は余分な説明は要らないでしょう。何しろこの video は 80分以上という長いものですから。
なお、寺尾氏は、Ernesto Mr. T と同じく 愛知県出身です。と言っても、常滑ではなく、名古屋出身ですが。ジーパンを履いているのでかなり若く見えますが、40過ぎです。鼓氏が後継者と考えている人物のようです。翻訳は とても 鼓氏の域には及びませんが、沢山仕事をしているようです。
鼓氏によるガルシア・マルケス『百年の孤独』等の翻訳によって、Ernesto Mr. T は ラテンアメリカ文学の魅力を知ったのです。
鼓氏等の翻訳本に出会わなかったら、Ernesto Mr. T はスペイン語を学んでいなかったかもしれませんし、原作を原文で読もうとなど思いもしなかったかもしれません。
鼓氏はラテンアメリカ文学だけでなくエドゥアルド・メンドーサなどスペイン文学のすばらしい翻訳もなさっています。
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