2013年3月9日土曜日

Fernando Rey falleció. フェルナンド・レイ没す (1994年)


今日は スペインが生んだ世界的俳優 フェルナンド・レイ の忌日なのであります。(Fernando Rey, 本名: Fernando Casado Arambillet, 1917年9月20日 - 1994年3月9日 ガリシア地方のラ・コルーニャ出身) 芸名の名字の Rey は母親 Sara Arambillet Rey の2番目の 名字を採ったものです。
共和党派のカサード (oficial de Artillería Fernando Casado Veiga) 大佐の息子として生まれました。マドリード大学で建築を学んでいたときにスペイン内戦が勃発して中退しました。1936年ごろから figurante エキストラで映画に出始め舞台での芝居や 1940年には doblaje 吹き替えも始めました。1944年に初めて台詞のある役をもらいました(el Duque de Alba en la película Eugenia de Montijo, de José López Rubio, protagonizada por Amparo Rivelles)。その後 ビリディアーナ Viridiana (1961年)、 『哀しみのトリスターナ』 Tristana (1970年) や『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』El discreto encanto de la burguesía (1972年) といったルイス・ブニュエル Luis Buñuel 作品や、ウィリアム・フリードキン William Friedkin のアクション映画『フレンチ・コネクション』The French Connection (1971年) に出演して国際的にも有名になっていきました。1977年には Elisa, vida mía でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しました。非常にたくさんの映画に出演しています。



フェルナンド・レイは、あまりにも多くの仕事をこなしていますので何から紹介したら良いか迷うほどです。
スペイン国営テレビ TVEでの映画などの吹き替え役もこなしましたし también actuó como doblador en la televisión española 『ようこそ、マーシャルさん』Bienvenido, Mister Marshall, de Luis García Berlanga (1953年) や『汚れ無き悪戯』Marcelino pan y vino, de Ladislao Vajda (1955年) ではナレーションを担当しました。(以前この拙ブログでも紹介した オーソン・ウェルズのドン・キホーテ Don Quixote de Orson Welles (1969年) でもナレーションをしています。)
話は尽きません。今日は導入に留めます。
フェルナンド・レイは19年前の今日、1994年3月9日 に Madrid で亡くなりました。癌でした。享年76歳でした。
 
■ IMDb人気投票BEST10 ■ (2012年3月現在---約1年前のものです)
1位 ビリディアナ(1961年)
2位 ようこそ、マーシャルさん(1953年)※ナレーション
3位 ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年)
4位 オーソン・ウェルズのフォルスタッフ(1965年)
5位 フレンチ・コネクション(1971年)
6位 欲望のあいまいな対象(1977年)
7位 セブン・ビューティーズ(1975年)
8位 哀しみのトリスターナ(1970年)
9位 ガンマン大連合(1970年)
10位 タタール人の砂漠(1976年)         


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