6年かけてスペインで学士号を取得したカルロス・エルナンデス・ソンセカさん(27歳)は、2011年の卒業後、マド リード郊外の自宅近辺で就職先を見つけることができなませんでした。昨年、英国で働くスペイン人の仲間入りをすることになりました。 ジャーナリストでもあるエルナンデス・ソンセカさんは現在、ロンドンの金融街にあるサラダバーで野菜を洗ったり切ったりして1日8時間働き、週40時間勤 務で週給は税込み260ポンド(約3万8000円)です。
この店のブラジル人マネジャーによれば、従業員17人の14人がスペイン人だということです。 欧州連合(EU)に東欧諸国が相次いで加盟した2004年以降、英国のファストフード店などの低賃金の職種ではポーランドなど東欧出身者が多くを占めるようになっていました。現在は母国で仕事が見つからないスペイン人の若者がこれに加わっています。
スペインの失業率は昨年、25%に達しました。英雇用年金省のデータによれば、11年3月-12年4月に英国で就労登録したスペイン人は3万370人と、前年比で25%増加し、09-10年の2倍以上に達しました。
「われわれは間違いなく失われた世代だ。スペインがわれわれに提供できるものは何もない。だから外国に住んでサラダバーや調理場で働く。スペインは資金を失い、熟練労働者も失っている」とエルナンデス・ソンセカさんは話しています。
スペイン統計局の最新のデータによると、同国の労働市場では、25歳未満の成人の失業率が12年7-9月(第3四半期)に52%に達しました。英国の全体の失業率は7.8%です。 エルナンデス・ソンセカさんの同僚で、サラダバーで勤務する前はロンドン東部にある米マクドナルド の店舗で働いていたパブロ・メディナ・マルティンさんは、「大学に進学した時はマクドナルドで働くことになるとは思っていなかった。スペインではマクドナ ルドの店員はだいたい南アフリカ共和国やエクアドル、コロンビアから来た外国人移民だ。ロンドンでは自分たちが外国人移民なんだと気が付いた」と話しました。
Ernesto Mr. T の amigos の中には今外国へ出稼ぎに行っている者はいませんが、paro 失業中の者は何人かいます。皆大学出の 秀才ばかりです。哀しい現実です。そう言う Ernesto Mr. T も爪に火を点すような貧しい生活をしています。
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