昨年の母の日に書きましたように、この拙ブログは 1年5ヶ月前に母が亡くなったことでいくらか精神的に落ち込んでいたときに 気分転換にでもと 始めたものです。
生前、母に「何故私(わし)を産んだの」と尋ねると、「年を取ってから養ってもらうためだ」としか答えませんでした。もう少し気の利いたことは言えないものだろうか、と Ernesto Mr. T は不満でなりませんでした。
小さいときの Ernesto Mr. T は 虚弱体質(今でもまだそうですが)で、顔色も悪く、痩せていて、すぐに風邪を引いたり、お腹が痛くなったり、長く立ち続けなくてはならない朝礼などでは眩暈がして倒れそうになったり、旅行に行っても乗り物酔いになったりと、健康とはほど遠い子供でした。
だから、長生きして母を養う前に自分の方がきっと先に死ぬのだろうとずっと思っていました。
次の foto は 近くの親戚の家の前で撮った 祖母と母とのものです。50年ほど前のものだと思います。
次は 孫達(Ernesto Mr. T の姉の子供たち)との foto です。二十数年前のものです。
「自分を養ってもらうために子供を産むなんて言う親は最低だ」とずっと反撥した思いを抱いてきましたが、母が亡くなった今、Ernesto Mr. T は 人生とは何だろう、何故人は生きているのだろう、と空しく自問する日々を送っています。生きる屍にとって人生とは何なのでしょう。
今では木箱に入った骨と化した母親ですが、Ernesto Mr. T は 毎日 あれこれ たわいのないことを話し掛けています。もちろん、答えは何も返ってきません。
p.d.
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