2013年5月30日木曜日

黒沢明とロス・プリモス ¿Kurosawa Akira? ¿Los Primos?

嘗てムード歌謡というものが流行しました。

その代表的なグルーブの1つに「黒沢明とロス・プリモス」がありました。

この黒沢明は、映画監督の黒沢明とは全くの別人です。

ロス・プリモスとは los primos のことではないでしょうか。

このグループはスペイン語で歌っているわけではありませんが、このグループの¿代表?の黒沢明の誕生日が今日、5月30日(1934年)でありますので、採り上げてみることにしました。なお、この歌手・黒沢明は既に故人です。(2009年4月9日歿)

1961年がラテンコーラスグループ「黒沢明とロス・プリモス」の結成された年です。

1965年にメインボーカルに森聖二を新たに迎え“大人にも楽しめて唄える歌”として、1966年4月、クラウンレコードよりA面「涙とともに」(作詞/木村伸・作曲/中川博之)B面『ラブユー東京』(作詞/上原尚・作曲/中川博之)の作品でデビューしました。この時レコードジャケットは何と白黒でした。

地道な活動により、1年後に「ラブユー東京」が大ヒットしました。思いがけない展開に慌ててAB面をひっくり返し、ジャケットがカラーの「ラブユー東京」が登場しました。



1968年1月に創刊されたオリコンでは創刊号から9週連続第1位を獲得しました。1968年4月29日発売のオリコンHOT100には、「ラブユー東京」「雨の銀座」「ラブユーいとはん」「たそがれの銀座」の4曲がランクインしています。銀座シリーズ第2弾「たそがれの銀座」は発売と同時にオリコンに登場。この曲で同年NHK紅白歌合戦出演を果しました。その後も、静岡県伊東市の城ヶ崎海岸に歌碑まで建ったという「城ヶ崎ブルース」、銀座シリーズ第3弾「恋の銀座」、当時タイトルが長く話題になった「さようならは五つのひらがな」、タンゴのリズムが軽快な「君からお行きよ」など次々と発表していきました。

1980年にリーダーの黒沢明がコンサート中に倒れ引退しました。その後グループ名はロス・プリモスに改名されました。




なお、Ernesto Mr. T の勤務先、名古屋を舞台にした「名古屋ブルース」というものもあります。以下最初の video は カラオケバージョン、次は「名古屋ブルース」の原曲「夜のブルース」です。




「ラブユー東京」とは大分違いますね。

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